外飲み初め

明けましておめでとうございます。

今年初の外飲みは、行きつけの近所のバーへ。

思い返してみると、このお店には10年以上前から通っているのです。最初の頃はたまに行く程度だったのが、年々回数が増え、今や我が家にとって無くてはならない存在に。

その注ぎっぷりの見事さにビールはワンランク上の味に(特に生は絶品)。お酒の種類も豊富。そして料理も美味い!
どれだけこのお店で仕事の疲れを癒してもらったことか。
ジジイになっても通おうと思っていたこのお店が諸般の事情で来月閉店になってしまうのです。

新年早々シンミリしつつ、思い出アルバムとして写真を2枚。(閉店まで、まだまだ通うんだけどね)

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2009 アルバムベスト10

別に誰に期待されているわけでもないのに、習慣としてこれをやらないと気分的に年が納まらない気がするので、今年もアルバムベスト10を。

10枚に絞りきれなかったので12位から。

 

12位
凸~デコ~
仙台貨物
B002MS1SOA
色モノというだけでは片付けられない、ハイクオリティでキャッチーな楽曲。そして本来(?)の姿であるナイトメアとしてのステイタスをかなぐり捨てたエロ(ゲイ)歌詞、全裸パフォーマンス、東北訛りという人として振幅の広さに唯々感心する仙台貨物。
倒産(解散)が悔やまれる。
 

11位
Sweet Children O’Mine
湯川潮音
B002SVPMO8
ロックの名曲をアコースティックでカバー。ありがちな企画モノだけど、この歌唱力でやられるとオリジナル曲のような存在感と説得力に。とてつもない求心力の1枚。
 

10位
告白
チャットモンチー
B001OAMV4S
たった3人でこの煌びやかさ。ガールズバンドという以前に、すべてのバンドのお手本のようなアンサンブルの良さ。アルバム毎にジワリと成長していく姿も、娘の成長を見守るような親父目線で接している自分にとってはツボです。
 

9位
シーズン2
筋肉少女帯
B001XBPAVY
いまだに再結成筋少は認めていないのだけど、そういう自分をも屈服させる詞の良さと曲の良さ。
心の底の、のび太マインドを払拭できない人間にとっては、この悲しくて力強い筋少節は世間に向けて放つロボコンパンチのごとし。
 

8位
CHRONICLE
フジファブリック
B001VEH35Y
合掌。5年後、10年後の活躍が楽しみな、とてつもない才能のミュージシャンでした。
 

7位
プロレタリアン・ラリアット
怒髪天
B001SD58WS
「自分たちが本当に納得した曲しか出さない」と言い切るだけある。歌詞をかみしめながら聴けば、パンク調だろうが、サンバ調だろうが、どれもホロリと泣けてくるリズム&演歌。曲数が少ないので残念ながらランキングはちょい低め。
 

6位
未来浪漫派
人間椅子
B002N8GOUM
おどろおどろしいヘヴィメタル曲が少ない分、アップテンポのハードロックンロールが多い快作。20年以上のキャリアながら『冥土喫茶』のようなクオリティの曲を書ける才能の枯れなさっぷりも凄い。ただし、ここ数年の傾向としてワジー曲の歌メロが弱いのがちょっと残念。
 

5位
歩幅と太陽
eastern youth
B002AYP0A4
1曲目の『一切合切太陽みたいに輝く』だけで買う価値有り。
キャッチーなアレンジを排除した為か、ファンの間でも賛否両論あるようだけど、このアルバムが気にいらないならeastern youthのファンをやめてもいいんじゃないだろうか。
歌詞と曲を丸ごと一体で聞くべきアルバム。サビが曲の価値を決めると思っているような若い世代には解りにくいかもしれないけど。
 

4位
THE EVERLASTING -魂宗久遠-
LOUDNESS
B001TRXTOC
他界した樋口宗孝の生前のレコーディングトラックを利用し、ドラムパートを細かくつなぎ合わせて新しい楽曲に作り上げるという力業で作り上げたアルバムながら、バンドとしての一体感が凄い。オリジナルメンバーでの再結成後の作品としてはベスト。
 

3位
アウトレイジ
OUTRAGE
B002PKA9ZE
音楽業界から身を退いていたVo.橋本直樹が復帰。11年のブランクをものともせず最高傑作を作り上げる力量と精神力に感服した。正に渾身の一枚。
スラッシュ好きならMetallicaの『ブラック・アルバム』以降のCDを全部売り飛ばしてこれを買うべき。
歌唱力、演奏力、楽曲、サウンド、すべて日本人とは思えないクオリティの高さ。
 

2位
シャンブル
ユニコーン
B001P057Y8
人によって思い入れが違うだろうけど、僕はこの15年ぶりのアルバムこそUNICORNの最高傑作だと信じて疑わない。特に『ひまわり』『R&R IS NO DEAD』『HELLO』等、阿部曲の完成度の高さが凄い。
『HELLO』は自分の中で『すばらしい日々』を越えた。
 

1位
METAMORPHOSIS
DEAD END
B002MHA3D8
伝説のバンドが20年ぶりに復活。そして、3位、2位に続いてこれもまたバンドを再結成しての史上最高傑作。
(元)黒夢の清春や、ラルクのhydeなど、多くの後継者を生んだMORRIEの歌唱法も、齢45にして再びフォロワーを突き放すほどの健在っぷり。湊雅史のドラミングが変化しているので、昔のようにダンサブルでは無くなったけど、それを補って余りある足立祐二のギタープレイ。まさに20年目の夢殺し。

 

というわけで、今年は洋楽皆無でそのうえ、ほとんどのバンドがオーバー40のグループ。個人的にはおっさんの底力を見せつけられた1年でした。しかも、1位、2位、3位の3組は、再結成・再加入のリユニオン組。

さて、来年は? てな感じのそれっぽい締めの言葉でさようなら。また来年。

続・勤労

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勤労シリーズ第二弾。
こんな仕事もやってます。

今年、社会現象と言えるくらい人気爆発した女子高生がうんたんうんたんでバンドなアニメのガイドブック。by芳文社さん。
(またしても検索除けですが、これだけで検索にひっかかりそうだから怖い)

隙あれば、ここぞとばかりに闇黒に鮮血色をトッピングしたりと殺伐としたデザインをしたがる僕ですが、テーマにあわせてちゃんとポップなデザインもファンシーなデザインもするのです。(なにしろ、このアニメは個人的にもハマりまくったもんで)

勤労

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基本的に仕事のことは日記に書かないようにしてきましたが、あまりに仕事漬けで書くことがないので仕事ネタ。

かなり長い時間をかけて地道に作ってきた1冊の本が、やっと先週発売されました。
検索除けのためタイトルは書きません。
31人の女生徒が魔法使いの先生と一緒にパンチラ、乳チラしながら活躍する少年マガジン連載中の人気コミックの公式解説本です。(たとえが大雑把ですんません。)

週刊誌連載4年分、巻数にして18巻分の詳細解説を高密度で詰め込んだの2冊セットでトータル750ページ!!
装丁はもちろん、本文のデザインからページオペレーションまでやらせていただきましたよ。

怖々、ネットでの評判をチェックしたら、予想をはるかに超えた高評価で一安心。なんか絶賛されてるよ。うれしいすなぁ。

安い本じゃないし、ファンにとっては愛蔵版になるわけだから、全体的なデザインはもちろん、画像の切り抜きにいたるまで丁寧に積み重ねた結果の一冊(二冊組みだけど)なので報われました。
もちろん、編集さん、ライターさんが、手抜き無く真面目に地道にコンテンツを練り込んだからこその高評価。デザインはそれを解りやすく伝える為の盛りつけであり、パッケージングでしかないわけですが。

し・か・し……だ。
この、執念と拘りのメンツの中でひとりだけ手抜き野郎がいたのだ。

この750ページ中のメインとなる600ページオーバーは僕ひとりでデザインしたのですが、残り部分・・・巻頭と巻末のおまけ的企画を担当したもうひとりのデザイナーの仕事っぷりが酷いったらありゃしない。
日本語組版の常識を知らないのか、仕事が超絶的に雑なのか。
行間不揃い。位置がずれていることが一目でわかる見出し文字。セオリー無視の改行。明朝であろうとも文字詰め皆無。無意味な斜体。無意味なドロップシャドウ。文頭6文字で改行しないでよ(笑)。

いや、そのデザイナーさんは単に忙しかったのかも知れない。この仕事に興味がなくて嫌々やったのかも知れない。もちろん単純にスキルが低いのかもしれない。
それに、一般の読者はこの細かい手抜きっぷりに気がつかないかも知れない。

でもね。そうだとしたら仕事をくれたクライアントさんに、そしてなりよりお金を出して買った読者に失礼すぎやしないですか?
もの作りって、誰にも気付かれないような細かい部分を練って磨いて、見えないところで努力して、それで、やっとお客さんとか消費者が普通に「いいね」って言ってくれるのものじゃないんですかね。

「心ない仕事」で人を喜ばすことなんて出来ないでしょ。てか、最初からそういうことを目標にしてないのかねぇ。
そういう価値観の相違なら返す言葉もないのですが。

エネルーピー

12月15日には終わる予定だった仕事がズリズリと延びて年越し決定。息抜きする暇も無いので、ついつい小物をネット通販でポチリポチリとやって活力に変えております。

というわけで土日も仕事でフル稼働なので、書くことと言えば、日記というより購入履歴なのだ。

今回買いましたのは、SANYOのエネルーピー付き急速充電器セット

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「エネループ」に犬の形(どうみてもダックスフンドだけど、尻尾が巻いていたりする謎仕様)をした乾電池チェッカー「エネルーピー」が付属しております。

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フィギュア感覚で買っちゃったので、使うのか?と聞かれたら、たぶん使わないんだけど・・・。

では、最後におなじみの「オン・ザ・ドッグ」をどうぞ。

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ゴートゥDMC!

ゴートゥDMC! ゴートゥDMC! ゴートゥDMC!
SATSUEIせよ! SATSUEIせよ!

というわけで、久しぶりに散財。
パナソニックのマイクロフォーサーズ一眼、DMC-GF1を買ってしまいました。

奥さんがこれのホワイトモデルを買ったんですが、予想を裏切るその写りの良さに、撮った写真を見せられては歯ぎしりをする毎日。(うぎぎぎ・・・)
2〜3週間買わずに我慢していれば、購入欲も収まるかと思ったらダメでした。
自分用に一台買っちゃった。

パンケーキレンズ付きで実売6万円だもの、ついつい買っちゃうでしょ。・・・と思っていたら次々にレンズを買い足して結果的に凄い金額になるのが一眼の怖いとこ。
この先パナ(or オリンパス)のレンズに投資していくことの是非はありますが。

EVFがショボいという以外はあまり文句の付け所が少ない、バランスのいい一台だと思います。

残念なのは仕事が忙しくて撮影しに出かける時間がないということです。(なんつったってブログもこのありさま)

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