AC/DC @さいたまスーパー・アリーナ

列車! 鐘!! 大砲!!!
9年間も日本に来ていなかったAC/DCなので、今回の日本公演はそれほどの態勢では臨んでいないんだろうと思っていたら、Rock N Roll Trainの巨大列車、Hells Bellsの釣鐘、For Those About To Rockの大砲、Whole Lotta Rosieの巨大バルーンに加え、アリーナ中央のアンガス用リフト、火炎噴射となんでもありありのフルサイズのステージ。

ひと言でいうなら、本当に凄いものを観た。
ずっとAC/DCを聴き続けてきたのにライブに足を運ぶ機会が無く、今回が初めての体験だったのが悔やまれる(AC/DCを知ったつもりでいて何も知らなかった!)ほどの極上エンターテインメントでした。
大げさかも知れないけど、邦洋ジャンル問わず、多少なりともロック好きだと自負する人は体験しておくべきショーだったんじゃないでしょうか。

今年55歳のアンガス・ヤングのステージングも凄い。ロックンローラーとかギタリストという事を超越し、働く男として尊敬した!

あ〜、もうこの凄さを言葉で伝えるのは無理ですわ。
とにかく、日本に来てくれてありがとさん!

松尾ジンギスカン鍋

備えよ常に。
北海道出身者たるもの、ソウルフードであるジンギスカン用の専用鉄鍋の一つくらい持っていて当たり前。もちろん僕も持ってます。
ドーム状の中央に肉を置き、そこから滴る肉汁が行き渡るよう、周囲に野菜を配置することで、肉も野菜も美味しくいただく事が出来る。
逆に言うならジンギスカン鍋無くしてジンギスカンを食うなかれ。

とか言っちゃってますけど、この頃は手入れが楽なもんでIHヒーターにテフロン加工の焼肉プレートという組み合わせで食べておりました。
う〜ん。でも何か物足りない。ドーム型の鍋じゃないと味わえない風味というものがあるんだよなぁ。
IHの手軽さも捨てがたいのでIH+鉄鍋という組み合わせで食べたいのですが、ジンギスカン鍋は中央部が膨らんで裏側が空洞。
つまり、IHでは加熱されにくい。早い話が使えない。

そこで、IH対応のジンギスカン鍋がないものかと検索。

ありました! 超有名専門店『松尾』がIH対応ジンギスカン鍋をオリジナルで作っていたのです。
鍋をひっくり返せば「なるほど」と思わせる絶妙な構造。
さすが、松尾。早速愛用しております。



Migaマウスパッド

バンクーバーオリンピックもそろそろフィナーレを迎えるという今日この頃。
公式マスコットであるMigaのマウスパッドを入手。

かわいい! かわいすぎる! Migaたん、シャチと熊がモチーフで、好物はサーモンだって。

しかし、この公式マスコットが、あまり巷では話題になっていない。なぜ!
近年のオリンピックのマスコットの中でも相当秀逸だと思うんですけど。
個人的には、全世界のマスコットのキャラの中でも現在堂々の1位。
ちなみに、2位は彦根市の“ひこにゃん”。3位はHTBの“onちゃん”。最下位はせんとの野郎だ。(君付けすらしたくない!)

このマウスパッド。結局は買っても使わないと思うんですけどね。
仕事上、機能性重視なので、マウスパッドはAirpad Proと決めております。
(でも折角だから使ってみようかな。)

MOTFD

Amazonでは発売初日に売り切れ、しかたなくタワレコオンラインに注文していた MASS OF THE FERMENTING DREGS のメジャー移籍第一弾のシングル『ひきずるビート / まで。』がやっと届いた。(タワレコ、発送遅い)

今、一番自分の血を沸かせてくれるバンド、MASS OF THE FERMENTING DREGS。略してマスドレ。
前作がかなり綺麗な音作りで、某所のレビューでは「チャットモンチー?」見たいな言われ方をしていたくらいだから(ぜんぜん違うって!)メジャーに行ったらもっとポップになるんかいな?と思っていただけど、このシングルはメジャーらしからぬ荒々しいサウンドだったので一安心。

初期ナンバーガールのような、(田渕ひさ子ちゃん率いる)toddleのような、eastern youthのような、Smashing Pumpkinsをもっとプリミティブにしたような、SONIC YOUTHのような・・・。
と、知らない人にそのサウンドを説明しようとすると、オルタナ界の重鎮の名前が次々と浮かぶのだけど、だれも彼女たちの替わりにはなりえない。様々な影響を昇華した上でのオリジナル。疾走感があって、ちょっと切なくて、ダンサブルでキュート。

今回のシングルも、メジャーに行きつつ少しも媚びた感じがなくて良い。

その、シングル曲は公式サイト(http://www.motfd.com/)で聞けるのでどうぞ。
でも、サイトで試聴して、買わなくていいやと思うのは尚早。
一緒に付いてくる高円寺20000Voltでのライヴを収めたDVDこそ、このシングルのキモなんです。

ライヴ映像でこんなに鳥肌が立ったのは久しぶり。カッコ良すぎて泣きそう。
ごちゃごちゃ書いても逆に説得力が無くなりそうだし、必要以上に持ち上げて先入観が強くなっても興ざめだと思うので、詳しい説明は割愛。
上に挙げたバンド達が好きな人なら是非見て欲しいDVDです。

しかし、去年のライジングサンで彼女たちのステージを見なかったのが悔やまれる!
 

MASS OF THE FERMENTING DREGS – かくいうもの【YouTube】

日本酒きませり

週末の来客用に取り寄せた日本酒が到着。
今回注文したのは臥龍梅の『純米吟醸袋吊り雫酒(五百万石)』と陸奥八仙の『純米大吟醸華想い』。

1升にしたいところグッとこらえて、どちらも720ml。

開けるのが楽しみ。

(長文を書く気が起こらないのはtwitterの弊害なのか)

シンジュクアクション

今年二本目のライヴは、16日に行われたC.C.レモンホール・・・いや、あえて言い直そう。渋谷公会堂での怒髪天のホールライヴから一転して、小さめのハコ。新宿LOFTの『シンジュクアクション Neo Inst Emotion』。

メンツは小谷美紗子/outside yoshino/向井秀徳アコースティック&エレクトリック。
今まで何度もその演奏を見てきたミュージシャンばかりだけど、eastern youthではなく、ソロ名義のoutside yoshinoとして吉野さんを見るのは今回が初。

前半に演奏したオーソドックスなアコースティック曲が美しく、その歌心を再認識させられた向井秀徳。
いままで十数回ライヴを見ている自分でも感心するほど充実のパフォーマンスと選曲だった小谷美紗子。
この二人だけでも十分満足できるライヴだったけれど、outside yoshinoは更に圧倒的だった。

照明は裸電球一つ。感情をギリギリのところで曲にパッケージしたかのような熱演。轟音ギターと、絞り出される歌。

ギターの歪みまくった爆音がいろいろな不協和音を作って、その不協和音同士がぶつかって別なハーモニーが生まれるノイズの美学。ギター一本でもオーケストラのようだった。
その轟音に負けじと絶叫しながらはき出す、むき出しの感情。
いや。「むき出し」というよりは、もっと赤裸々な「ズルむけ」だ。ズルむけの男の魂。

終演後は物販コーナーへ。
outside yoshinoのアルバムは手作り手渡しが基本だけに、なかなか手に入れる機会がなかったので、この機会に買おうと思い、物販コーナーに近づくと、その先には演奏中の鬼気迫る表情とは正反対のニコニコ顔で立つ吉野さんが。

いや、ホントに手作り手渡しですよ。

既発のアルバム3枚とも未入手だったので、まとめて3枚を手に取ると“グッ”と立てた親指を向けて微笑んでくれる吉野さん。
思わず嬉しくなって、握手。これまたガッツリ握り返してくれる。奥さんが求めた握手にももちろん快く・・・。
ライヴの感想を一言二言伝えると「いや〜、またまた〜、なにいっちゃてるの」と久々に孫に会えた爺ちゃんみたいな笑顔ではにかむ吉野さん。

惚れた。彼の音楽を聞き続けて十数年になるけど、あらためて惚れ直した。

その後は、浮かれ気分のまま、ドイツビアホール『ツムビアホフ』でヴァイスとデュンケルを堪能して帰宅したのでありました。

hb