2005年 1月 4日 の記事

『カンフーハッスル』

  • 2005年 1月 4日
  • カテゴリー : Movie

一昨日は邦衛にドップリ浸かってしまって正月気分皆無だったわけで、三日は「正月らしいことをしよう」と、正月映画を観に出かけたわけで・・・。(←北の国から熱、完治せず) そんなわけで『カンフーハッスル』を観てきましたよ。 チャウ・シンチー最高! 予想以上に最高! 笑わせどころのテクニックは、チャウ・シンチー作品としておなじみの展開。 1.立ちすぎるほどキャラの立った、アクの強い役者 2.3回以上繰り返すしつこいギャグ 3.キャラの動きと表情が一致していないシュールさ 以上の繰り返しなんですが、いろいろな面で度を超していて『食神』や『少林サッカー』以上に笑えましたよ。 映像的には“コメディ映画”っつーよりは、も〜“ギャグマンガ”の領域! くだらなくって最高! ついでに言うと、日本の宣伝コピーが「ありえねー。」じゃなかったらもっと良かった。なんですか? このコピーのこざかしいブッチャケっぷりは(笑)。 たしかに、諸々のCG処理によるアクションシーンは「ここまでやるか」という“やり過ぎ度”でしたが、CGの使い方としては実に正しい。 スターウォーズとか、マトリックスとか、シリアスなストーリーの映画でCGのボロが見えると興醒めしますが、コメディだと“マンガっぽさ”が強調されてバカバカしさ倍増! それから、カンフー映画としても実に正しい。 昔カンフー映画を観て思った「マジかよ!?」っていう驚き(しかも“いかがわしさ”のトッピング付き)を現代に再現しようと思ったらコレくらいやらねば。 頭に爆竹を投げられる斧頭会の副組長役でラム・シュー(『ザ・ミッション/非情の掟』で太めのボディガードを好演)が出ていたので「ヒロイン以外でもメジャーな役者使うじゃん」と思っていたら、ラム・シューのデビューはチャウ・シンチーとの共演(’94)だったそうな。 ここで、この映画のバリュー度を換算してみますと、そのラム・シューが出た時点で「500円分」、映像・ストーリー・配役で「3000円分」、音楽の良さで「1500円分」と、トータル5000円。 実際には1800円なので、3200円も得した福袋的な映画でした。 と、解りにくいほめ言葉で締めさせて頂きます。 (いや、ほんと面白いって。)- [ 続きを読む ]