小谷美紗子『うた き』

風邪は一進一退。3ラウンド目に入って両者イーブン。
風邪VS俺。判定にもつれ込みそうです。(頑張れ、俺、っていうか、いい加減治れ)
風邪をごまかしながらモクモクと仕事している反面、日記に書けるネタがないので音楽レビュー。
紹介するのは、この頃ハマりっぱなしの小谷美紗子。
ある日、敬愛するSUPER BUTTER DOGのキーボーディスト、池田貴史がTA-TAなるプロジェクトに参加している事を知ったのですが、そのプロジェクトの中心人物が小谷美紗子。
小谷さんは、eastern youthのアルバムにゲスト参加していた事で気になって以来、いろいろ調べてみたのですが(本当はhmv.co.jpのレビューを読んだだけ)、彼女のことを知っている人からは絶賛の嵐。知らなかったのは僕だけっすか?そうなんすか?
ちなみに、TA-TAのメンバーは、ギターがbloodthirsty butchers(ex. Number Girl)の田渕ひさ子で、ベースがeastern youthの二宮友和という、個人的に卒倒しそうなメンバー。
ユーミンの『ひこうき雲』を実にカッコ良くカヴァーしとります。
まぁ、とにかく聴いてみようとTA-TAのマキシシングル買うついでに小谷美紗子本人のアルバムも買ったわけですが、これに大ハマり。
なんか、歌詞が風変わりに感じて一瞬とまどったものの、聴くたびにそれがまた癖になる。今時の漠然とした“誰にでも当てはまる歌詞”ではなく、物語性が高く内容はやや個人的(ただし、本人の体験を歌っているかどうかは不明)。
変わっているというより、今となっては懐かしい、いにしえのフォークソング的とでもいいましょうか? いや、でも決して古くさいわけではありません。
ナイーヴで念がこもっているけど内向的ではなくポジティヴ。声とメロディと詞が渾然一体となりながら、聴き手に媚びずに我が道を突き進む歌とピアノ。
とりあえず一番好きなアルバム『うた き』でリンク貼ってみました。このアルバムに収録されている「火の川」だけでも一聴の価値ありです。

うた き
小谷美紗子

おすすめ平均
現時点での最高傑作
彼女の「うた き」での歌声は時として
心の奥に来る

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