カテゴリー : Music

小谷美紗子 LIVE at 南青山MANDALA

  • 2004年 12月 16日
  • カテゴリー : Music

諸々の予定をブッチ・・・もとい!・・・ヤリクリして、小谷美紗子さんのライヴを観に南青山MANDALAへ。 いつも、スッゲーでかい音で、ドラムがドコドコ鳴りっぱなしで、ギターがグワングワンに歪んでて、客のにいちゃん達がロボコンみたいに手を振り回しながら集団でグルグル回り始めたりとか、客の頭の上を人が“大の字”になって『灯籠流し』みたいに移動しはじめちゃうようなライヴにばっかり行っている自分としては、音楽としてのジャンルも会場の趣も“毛色”が違いすぎて(初・小谷ライヴだし)現場に着くまで緊張! 客が緊張しても仕方ないんですけどね。 いや〜、MANDALAって良い。あんなに綺麗で落ち着けるライヴハウスは初めて。 注文したブラッディマリーのアルコール度が異様に高くてビビりつつ(どういう配分だったんだ?)こういう音楽の聴き方もあるのかと感動。 そして、生で聴く小谷さんの歌。期待以上の素晴さでした。 もう、1曲、1曲がまさにドラマ。 時に明るく、時に悲しく、叫び、囁き・・・。変幻自在なんだけど一本筋が通ってる。その上、作為的なものがない。 「あぁ、歌っていうのはここまで表現力を持ち得るものなんだ!」という驚きと感動。 科学的な加工物のごとく、無機質で無表情な流行りの音楽に耳を慣らされていると、そういう当たり前の事を忘れてしまいます。つーか忘れてたよ! この素晴らしい才能の存在を知って良かった、と心から思った。 普段いろいろなライヴを見に行って、感動したりすると「あんな風に歌ってみたい」とか「あんな風に演奏してみたい」と思うんですが、小谷さんの歌はそういう気持ちの入り込む隙が皆無。 歌が、曲が、ちゃんと訴えかけているから、こちらもひたすら“拝聴”する姿勢に。 ただただ聴き入り続けた至福の1時間半でありました。 ちなみに、小谷さんの他にベースとドラムを加えたトリオ編成でしたが、リズム隊は100sのお二方。 ドラムの玉田さんの、リムとシンバルの強弱の付け方が絶妙でカッコ良すぎ。そう簡単にはあんな器用かつ軽快に叩けません。 ドラマーにならないで良かったと思った(笑)。- [ 続きを読む ]

QUEENの紙ジャケ13連発

  • 2004年 11月 6日
  • カテゴリー : Music

紙ジャケCDのブーム到来! っていっても、個人的なブームですけどね。 いやね。紙ジャケってバカにしてたんですよ。 既に完パケの商品の上っ面だけ変えたマニアオヤジ向けのボッタクリ商品だろうと。 だいたい70年代ロックの作品で欲しいのは既にCDで持ってるので、買い足すのもバカバカしいじゃないですか。 そんな、禁断の紙ジャケCD(この場合、あくまでも新作ではなく旧譜の限定復刻版を指します)に初めて手を出したのが今年の夏。 AEROSMITHの紙ジャケシリーズをまとめ買いしたんですよ。 いや〜、紙ジャケット化という形態の変化より、帯まで発売当時のデザインで復刻されていることに注目。封印されていた恥ずかしい邦題の数々まで再現されていて実に楽しいです。 あのRUN DMCとの共演でおなじみの『WALK THIS WAY』が『お説教』だし、『SWEET EMOTION』が『やりたい気持ち』だし。 さて、本題。 紙ジャケというのは、1枚だけだと効果が薄いんですけど5枚10枚と並べると予想以上の省スペース効果があることを発見。 我が家は、夫婦あわせて2千枚以上のCDがあるので(正確に数えたこと無いけど、2千500枚くらい?)収納スペースの問題は切実。 そこで、突如降臨した紙ジャケCDブーム! つまり「プラケースCDを紙ジャケCD化して省スペース計画」ですよ。 「計画」っつーても、単に紙ジャケCDを買ってプラケースCD売り払うという、地道でお金のかかる消費活動なんですが。 まぁ、深く考えても仕方ないので、まずは実践しようとさっそく買ってきました。(でも、お金がもったいないので中古CD屋で。) QUEENのCDまとめ買い!!!(『オペラ座の夜』『ワークス』『ミラクル』が売ってなかった(泣)) いや〜、恥ずかしい。まるで、ドラマ『プライド』でQUEENにハマった“にわかファン”みたいだ。 既に各アルバムを、アナログ版はもちろん、HOLLWOOD RECORDSの20周年記念ヴァージョンのCDでも揃えているリアルタイマーとしては、ある意味プレイの領域です。 しかし、この屈辱的プレイのおかげで、ことQUEENのCDに関しては半分の体積になりましたよ。 調子に乗って今まで持っていなかったCD(『フラッシュゴードン』とか)まで買い足しているのが我ながらどうかと思いますが。 ひょっとして単に無駄使いしてるだけ???- [ 続きを読む ]

LOUDNESS『ROCKSHOCKS』

  • 2004年 10月 28日
  • カテゴリー : Music

PSPの価格が税抜19,800円というのは衝撃的。これは買っちゃうかも。 そんな中、Nintendo DSのCMキャラである宇多田ヒカルの全米デビューアルバムが早くもビルボード圏外。 ドリカムほどの大失敗では無いけど、あんなに周囲が盛り上げておいてこの結果はトホホといえばあまりにもトホホ。結局初登場週の160位どまりですか。 そこで、忘れちゃいけないのがLOUDNESS。 日本人によるビルボードのアルバムチャート記録は『スキヤキ』効果で14位に入った坂本九にかないませんが、次に続くのはLOUDNESSの全米デビュー2枚目にあたる『LIGHTNING STRIKES』の64位。 全米デビューアルバムの『THUNDER IN THE EAST』も74位に入ってる上、初登場順位の記録ではいまだに日本人アーティスト最高位のはず。偉大すぎます。 あのレイジーのスージーとデイビーが日本人最高位なんですよ。すげぇ! そんなLOUDNESSのデビュー25周年記念企画で制作されたセルフカバーアルバム『ROCKSHOCKS』を購入。 ハードロックバンドで25年もやってると、音にも衰えが出そうなものですが、逆に、どんどんモダンかつヘヴィになっているのが今のLOUDNESSの凄いところで、このセルフカバーアルバムを聴くとオリジナルがしょぼく聞こえるのも何曲か。 特に一曲目の『LOUDNESS』が凄い。 ダウンチューニングによる重いリズムにハーモニクスを加えたリフに作り替えられ、そこらへんのNU MEATALバンドを一網打尽にするカッコ良さ!(KORNとBLACK SABBATHを足して、2で割らずに足しっぱなしのような感じ) 久々にメタルで鳥肌立ちましたわ。ハードロック好きなら聴いて損無しです。 それに、ファン投票で曲を決めただけあって選曲も良いです。 インタビューでドラムの樋口さんは「体力的にあと2年くらい?」的な事を言っていましたが、これなら10年くらいやれそうなんですけど。 このところハードロックバンドの再結成ブームなので、Sanctuaryあたりと契約して『ROCKSHOCKS』で全米再進出するべきでしょ。 ROCK SHOCKSLOUDNESS徳間ジャパンコミュニケーションズ2004-10-27 by G-Tools ↓こちらもデビュー25周年記念で同時購入。発売当時の“帯”もそのまま再現した紙ジャケが感涙ものですが、音の方もリマスタリングされて迫力が増してます。 THUNDER IN THE EAST(紙ジャケット仕様)LOUDNESSコロムビアミュージックエンタテインメント2004-10-27 by G-Tools- [ 続きを読む ]

今週の届きもの

  • 2004年 10月 24日
  • カテゴリー : Book . Music . TV

相変わらずポチッとマウスでクリックしただけで品物が家に届きます。 自動的に品物が届く反面、1カ月ちょっとすると口座からお金が減っていきます。これまた自動的に。 これが大槻ケンヂ言うところの『身代わりシステム』なのでしょうか。 そんなわけで、諸々まとめて届いちゃいましたよ。 まず『CLAMPノキセキ vol.2』。 「ほ、ほぅ。やっぱりマニアさんは開封用と保管用の2冊買いですかぁ。」とか言わないように。 この本、僕がアートディレクション+デザインをしているので、作品サンプルとして自腹で予約しておいたのであります。 妙にかさばるので書店で買い難い気が・・・。なぜこの大きさなのか僕も知りませんけど。 次に『小谷美紗子/Then』 前に紹介した『うた き』以外のアルバムも、聴くたびにハマっております。未聴の5thアルバムも購入。 これで小谷美紗子さんのアルバムは全部揃いましたよ。あ〜、声も曲もピアノのすんばらしい。ジャケットデザインをやらせていただけないものでしょうか。 このタイプの音楽はふだんあまり聴かないので、なぜハマったのか不思議だったのですが、プロフィールを拝見すると小谷さんの好きなアーティストが、RED HOT CHILI PEPPERS、Number Girl、eastern youth、QUEEN、DEEP PURPLE等々なんですと。僕の好きなアーティストとものすごい確率でシンクロしてます。というわけで納得。 最後に『ケロロ軍曹 DVD 3巻』 急に初回限定特典がショボくなってしまいましたが、メゲずに買い続けます。 ここ数ヵ月『金色のガッシュベル!!』の絵が汚すぎて(キャンチョメに原作に出てこない妙な表情させるのもやめて欲しい)すっかり見るのをやめてしまったので、毎週欠かさず見るアニメは『ケロロ軍曹』だけに。(原作のガッシュは相変わらず面白いので、そちらは読み続けますが) さて、そのケロロ軍曹。最初の内は「笑わせるぞ」という“あざとさ”が感じられて一歩間違うと寒くなりそうな危うさもありましたが、この頃はアニメオリジナルの展開もこなれてきて絶好調ではないかと。惰性で作っていないのが良いです。 HDDレコーダーで録画しながらも毎週土曜日はリアルタイムで放送を見て、その後、録画した分はDVD-Rに焼いているのに、それでもセルDVD買う根拠が自分でも解りませんが。 と、この週末は以上3品。 なんていっている間にも、海外からも我が家に向けて別のグッズが向かっているのであります! 危うし口座残高! 最後にamazonのアソシエイトで画像貼っておきまする。 CLAMPノキセキ 第2号 おすすめ平均 さくら! Amazonで詳しく見るby G-Tools Then 小谷美紗子 おすすめ平均 ぼんやりとした春に聴く Amazonで詳しく見るby G-Tools ケロロ軍曹(3) おすすめ平均 おもしろいけど・・・・ 「名作・秀作・駄作」発明的作品!? ケロロ軍曹 DVD3巻 Amazonで詳しく見るby G-Tools- [ 続きを読む ]

小谷美紗子『うた き』

  • 2004年 10月 12日
  • カテゴリー : Music

風邪は一進一退。3ラウンド目に入って両者イーブン。 風邪VS俺。判定にもつれ込みそうです。(頑張れ、俺、っていうか、いい加減治れ) 風邪をごまかしながらモクモクと仕事している反面、日記に書けるネタがないので音楽レビュー。 紹介するのは、この頃ハマりっぱなしの小谷美紗子。 ある日、敬愛するSUPER BUTTER DOGのキーボーディスト、池田貴史がTA-TAなるプロジェクトに参加している事を知ったのですが、そのプロジェクトの中心人物が小谷美紗子。 小谷さんは、eastern youthのアルバムにゲスト参加していた事で気になって以来、いろいろ調べてみたのですが(本当はhmv.co.jpのレビューを読んだだけ)、彼女のことを知っている人からは絶賛の嵐。知らなかったのは僕だけっすか?そうなんすか? ちなみに、TA-TAのメンバーは、ギターがbloodthirsty butchers(ex. Number Girl)の田渕ひさ子で、ベースがeastern youthの二宮友和という、個人的に卒倒しそうなメンバー。 ユーミンの『ひこうき雲』を実にカッコ良くカヴァーしとります。 まぁ、とにかく聴いてみようとTA-TAのマキシシングル買うついでに小谷美紗子本人のアルバムも買ったわけですが、これに大ハマり。 なんか、歌詞が風変わりに感じて一瞬とまどったものの、聴くたびにそれがまた癖になる。今時の漠然とした“誰にでも当てはまる歌詞”ではなく、物語性が高く内容はやや個人的(ただし、本人の体験を歌っているかどうかは不明)。 変わっているというより、今となっては懐かしい、いにしえのフォークソング的とでもいいましょうか? いや、でも決して古くさいわけではありません。 ナイーヴで念がこもっているけど内向的ではなくポジティヴ。声とメロディと詞が渾然一体となりながら、聴き手に媚びずに我が道を突き進む歌とピアノ。 とりあえず一番好きなアルバム『うた き』でリンク貼ってみました。このアルバムに収録されている「火の川」だけでも一聴の価値ありです。 うた き小谷美紗子 おすすめ平均現時点での最高傑作彼女の「うた き」での歌声は時として心の奥に来るAmazonで詳しく見る- [ 続きを読む ]